コロナ禍で女性の生活困窮が深刻化していることを受けて、第二東京弁護士会(東京都千代田区、弁護士会館)と「女性による女性のための相談会」実行委員会は2021年7月10〜11日、「女性のための生活、仕事、子育て、なんでも相談会」を東京都台東区内で共同開催した。

「なんでも相談会」では、法律相談以外にも、労働条件や生活、家族/家庭、子育ての悩みや問題などについて相談が寄せられた。それに対して、女性弁護士30名と女性専門相談員、看護師、保育士、臨床心理士らが連携して対応。女性が抱える問題の複合性が明らかになった。

2日間で寄せられた相談は123件。もっとも多かったのは、仕事を失った、勤務シフトを減らされた、といった事例のほか、有期契約を法定の無期契約に転換する直前に雇い止めされたなど、コロナの影響を受けやすい労働問題だった。また、コロナの影響とみられるDV被害相談も寄せられたが、身体的暴力でないために、夫からDVを受けているという自覚がない女性も多くみられた。

相談者の中には、3月に新宿区立大久保公園で実施された「女性による女性のための相談会」でのアドバイスを実行し、さらに新しく浮上した問題についても相談したいという女性も複数、来場した。「なんでも相談会」に足を運び、話を聞いてもらったことで「もう少しがんばってみる」「前向きになれた」などと精神的な回復を打ち明ける人や、今後はできる範囲で自分も支援する側として関わっていきたいと言う人も。コロナ禍における、女性のさまざまな生活困窮の一端が明らかになった。

また、「なんでも相談会」では、白米や野菜などの食糧品や、生理用品・化粧品など生活必需品の配布も行った。

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