生活保護でも路上生活
居所を変え続ける負担も〜中高年女性のいま〜

0
638

2020年11月、新型コロナウイルス感染拡大に伴い出勤や外出自粛が推奨されていた。バス停で殺された60代女性は失職して路上生活に追いやられた。横になれないバス停ベンチでかろうじて休息をとっていた彼女は、男にとって「邪魔」という理由でこの世から排除された。彼女が直前までしていた仕事はデパート地下街の試食アルバイトだったと言われている。

This content is for members and subscribers only.
この記事は、読者組合員、定期購読者のみ閲覧可能です。
Login / ログイン Join Now / 今すぐ登録

About the author

松元 千枝(まつもと ちえ)
ジャーナリスト、法政大学法学部メディア分析非常勤講師、東京大学大学院情報学環学術支援員。インターナショナル・ヘラルド・トリビューン/朝日新聞で英字記者、dpaドイツ通信社で東京特派員として勤務したのち、『労働情報』で編集人を務めた。共著に『マスコミ・セクハラ白書』(文藝春秋 2020年)、『マンガでわかるブラック企業』(合同出版 2013年)など、共同翻訳には「世界を動かす変革の力 ブラック・ライブズ・マター共同代表からのメッセージ」(明石書店 2020年)、『ストする中国』(彩流社 2018年)がある。

This article is also available in: English (英語)

前の記事コロナで離婚数増加
夫の申し出で急に家追われる妻
経済的DV証明しにくく
次の記事高くつく再生エネ、どうすれば
「まだ見ぬ技術で解決」は空論
労組も「気候正義」や政策提唱を
水素はカーボンニュートラルといえるか