「女性国際戦犯法廷」を取り上げたNHKの「ETV2001・シリーズ戦争をどう裁くか『第2回 問われる戦時性暴力』が放送された(1月30日)。放送前から反対する右翼団体がNHK構内に侵入するなどの騒ぎがあった。番組内容に不自然な編集が目立ったことから放送直後から出演者や番組制作に協力した市民団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワークから批判の声が上がった。4年後の2005年1月、朝日新聞はNHK放送総局長らが放送前日(29日)、安倍晋三元首相(当時は官房副長官)に面会し、「公平公正に」と求められていたことを報道。番組改竄の背景には政治家による番組編集への関与があった過去が初めて浮かび上がった。