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いまも続くコロナ禍はとりわけ女性に厳しい試練をもたらした。一方で、「女性による女性のための」支え合い活動が各地で立ち上っている。そうした危機的状況の中での新たな「出会い」がある女性の暮らしを大きく変えるきっかけにもなっている。
2020年11月、新型コロナウイルス感染拡大に伴い出勤や外出自粛が推奨されていた。バス停で殺された60代女性は失職して路上生活に追いやられた。横になれないバス停ベンチでかろうじて休息をとっていた彼女は、男にとって「邪魔」という理由でこの世から排除された。彼女が直前までしていた仕事はデパート地下街の試食アルバイトだったと言われている。
2021年7月10日・11日に第二東京弁護士会主催で行われた「女性のための生活、仕事、子育て、なんでも相談会」の様子のビデオ・レポートです。
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新型コロナウイルス感染拡大防止のために事業所が営業自粛や閉鎖に追い込まれる中で、生活困窮する人が増えているため、2020年末から2021年の年始にかけて都内各所では相談会が実施された。
快晴だがビル風が強く叩きつけた2021年3月14日、幸子さん(30代、仮名)は都内新宿区の大久保公園で実施された「女性による女性のための相談会」に現れた。
新型コロナウイルス感染拡大により、飲食業やサービス業が営業自粛や閉鎖に追い込まれる一方で、失職したり次の仕事が決まらずに生活困窮する人が増えている。中でも女性が置かれる状況は、ひときわ深刻だ。
路上生活をしていたと思われる女性が11月に東京・渋谷区「幡ヶ谷原町」のバス停で殺害された。
バス停にいた女性が邪魔だったと一方的に恨みを募らせた実家暮らしの男性が、「痛い思いをさせればいなくなると思った」と袋に石を入れて殴り殺す衝撃的な事件だった。
17歳で妊娠した彩咲りんさん(仮名)は、病院で「最後に性交渉したのはいつですか」と尋ねられ、答えに迷った。